新たなテニス環境開発の歩み  The step that created new tennis environment

     Prologue ・・  NPO事業の一歩 ・・

このNPO事業は 1977年に研究活動を開始し、2000年からは 各種事業内容をネットサイトで公開して参りました。
発信した情報は多岐にわたりますが 80数ヶ国、1,000以上の都市の人達が、新しいテニス環境開発や福祉関係、被災地域での活動内容等を参照しています。


NPO活動は・・ 僅か2年余のテニス経験者が取り組みを進めた新たなテニス環境づくりです。 
従来のスポーツは 一定の視野と立場から考えた内容で構成されており 楽しめる人達を限定し、楽しみ方の幅も限られたものになっています。

楽しみたい人達の立場から考えるスポーツ環境づくりに向けて・・ 走力や体力に優れた人達に有利なスポーツが多い中にあって 
運動機能障害の人達や体力の少ない子供達と高齢の人達が楽しめるスポーツづくりを考えました。

開発は 視野と視点、視座を大きく変えた方法で 誰でも対等に競い合うことの出来る競技方法と良きスポーツ環境を育んできました。


NPO事業として最初に取り組みを進めた「車椅子テニス競技」 の発祥地は米国です。 しかし、当時の日本国内には車椅子で楽しめるテニス環境はありません。
国内テニス関係者が関心を示すことの少ない状況下で進めた車椅子テニス環境づくりは、海外からの情報資料も得られないままに進めることになりました。

現在、国内で車椅子テニス競技を楽しんでいる人達には信じられないことと思いますが、最初に企画した国内車椅子テニス大会は、通常テニス規定と同じ競技方法で実施する計画でした。 しかし、大会近くになって入手した米国からの情報によって 2パウンス・ルールの競技規定に従い、大会を実施しました。


国内のテニス関係者や関係方面が もっと視野広く、発想豊かに、いろいろな人達の立場に身を置き換えたスポーツ環境づくりを考え、海外のテニス情報などの取得を広く進めていれば、日本において、もっと早い時期に車椅子テニスの練習・競技環境が生まれていたことと思います。

理解少ない人達も、新しい車椅子テニス環境の報道が増えはじめると、開発を進めたNPO団体とその関係者を押し退け、勝手に名声を得ることに動く心寂しい人達が台頭しました。 しかし テニス関係者や身障者スポーツ関係者の中に生まれた人物は、マスコミの関心が少なくなるに従い、消えていきました。


当時も今も テニス協会など専門家の多くは、情報不足などが理由でしょうか・・ 新たなテニス環境づくりの取り組みを進めません。 このため、テニス経験の少ない愛好者が、国内の車椅子テニス環境づくりについての 主管、主導を担うことになりました

こうした状況の中で取り組むボランティアやNPO団体に対し、協会からの財政的支援協力は30数年間 全くありません。
そのため、様々な取り組みに必要とした資金づくりを 自ら働くことで進めながらの活動が始まりました。  NPO 事業ファィル 


ボランティアメンバーで 資金を出し合って購入した 最初の車椅子です。
この車椅子が 日本国内の新しい車椅子テニス環境を生み出した1台になりました。

近年、製造されたテニス用車椅子のデザイン、機能とは異なります。
しかし、当時としては 最新型の スポーツ競技用車椅子でした。

この車椅子は、テニスコートのテストデータ作成や各地で実施した各種の講習で10数年間活躍し、開発スッフに準ずる存在でした。

魅力あるテニスの新分野開発は、楽しむ立場と普及を育む立場では大きく違い この難しさに立ち向かう力が不足する中で、取り組みの一歩が始まりました。

各地方地域において新しい競技団体が育まれるための基礎づくりを進めることも目的のひとつに加え、既存の競技スポーツの枠を超えた発想で テニスの魅力と内容を 幅広く 社会活用させる取り組みを進めてきました。

大会企画や活動サークルなどの誕生につながったこのハンディキャップテニスの開発普及は、各地で協力支援の輪に加わって戴いた数多くのボランティアの力によるものです。 無名有名を問わず、貴重な協力と温かな理解と支援の心で育まれた新しいテニス環境の内容を ここに紹介します。


この30数年間に、自宅事務局の移転が3回ありました。 パソコンのない時代は・・ 写植印刷・・次にワープロ・・ ようやくパソコンで作成した関係資料などは数千点以上あり、毎回の移転時に資料の一部を整理焼却することもありましたが、まだ多くの資料が残されています。

こうした資料の編集、公開が ボランティア活動や施策に、新たなビジネス環境づくりなどの取り組みの参考になることを願っています。
編集には数万枚の写真から選別し、NPO事業活動の内容や目的と当時の状況などを ご紹介したいと考えています。

これまでの数多くのお問い合わせに対して、時間の関係から ごく一部方面へのご案内に留まっておりました。
ここに掲載の内容が、質問や疑問などへの回答に少しでも役立つことを願っています


 

    本レポートの筆者であり、このNPO事業責任者の 簡単なプロフィールを ご紹介します  →  ※ 参考資料

            

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