子供達がスーパーテニスに参加して
 
拓実は運動が大好きで、小さい頃から水泳や体操クラブなどいろいろ挑戦していました。
四肢に麻痺があるため、なかなか上手くできないのですが 拓実のペースで楽しく参加できていたと思っています。

小学一年生のとき、サッカーをやりたいと言って何度か練習に行ったのですが、グランドが広すぎることと、あっちこっち行くボールを目で追う事が難しく、チームプレーも難しい感じだったのでやめてしまいました。

四年生の時に このテニスに参加するようになって、最初はなかなか集中もできず、お友達と追いかけっこになったり、準備運動もなかなか始められず、ラケットにボールが当たらずに泣いたりすることもありました。
でも、先生が笑って待っていてくれたり、冗談もまぜながら楽しく教えてくれるので、テニスに行くことが楽しくて続けることができています。

スポンジボールは他のテニスのボールと違って、大きめなのと 球速が早くないので、弱視や遠視があり 動くものを目で追うのが苦手な拓実も しっかり見てラケットを振っています。小さい時にはボールを転がしあって 目の訓練をしたのを思い出し、テニスを楽しみながらそれと同じような訓練になるなぁと思っています。

最近では、サーブが入るとうれしくなって、先生が 「あと2球でおしまいだよ」 と言っているのに、まだまだ1人で練習したりすることも。
ファミリーでの参加なので、親も一緒に覚えて楽しめます。
時には 親の方が本気になって試合していたり。 先生を従えて、子供達がジャッジしてくれたり()。 毎回楽しいです。

   拓実くんご家族の感想  

 


  このテニス指導に関わっての評価と感想
 
ここに紹介の拓実くんは 先に登場の春名ちゃんの家族に誘われ参加しました。
クラスは異なりますが 春名ちゃんと同学年の活発な男の子です。 初参加した次回の練習日には家族に買ってもらったラケットを持参したのですが 自分の思い通りに打球が出来ないときに テニスを床に強く当ててフレームを壊すなど 自分自身をコントロールできないこともありました。

脳性まひによる両上下肢に機能障害があり 多少自閉症の症状や弱視の傾向もある拓実くんですが 記憶力が優れていることに加え リーダーシップの能力も高く 成長した将来に そうした能力を引き出す人達との良き出会いがあれば いろいろな分野で活躍するのでは・・と期待する子供さんです。

テニスの楽しさ、面白さが分かってくると 一緒に練習する家族を励ましたり ゲームカウントなどを正確にカウントするなど 大人以上にコート上で活躍しますが 家族が心配するように 練習が順調に進まないこともあります。

しかし 練習の成果は少しずつ上がり 素晴らしい打球が連続するようになりました。 下肢機能障害のため フットワークに苦労しますが 良い打球をするために必要な動きを理解し 練習開始当時に比べると大きく進歩しています。
 

下肢に機能障害のある子供達や成人は数多く存在しますが 指導者の工夫と配慮があれば テニスを楽しめる子供達が増えることにつながります。
良きテニス愛好者となる可能性のある子供達などのため 多くのテニス練習の機会を生み出すテニス関係者の活動を期待します。 同時にどのような障害がある人達もテニスの楽しさとふれあいたい気持ちを 周辺にいるテニス愛好者やテニス施設に 自分の意思を伝えてほしいと思います。

拓実くんのプレーは フォアハンドは伸び伸びとした見事な打球が出来るようになり サービスも上達しています。
障害のある子供達や体力少ない人達は スーパーテニス競技規定で 床上にバウンドさせてサービスすることが認められています。
一般テニスの トスしてサービスすることが難しく 良いサービスが出来ない人達も多々いますが トスしなくても出来る方法は彼に適しています。

このスーパーテニス講習では 一般テニススクールなどと異なり 最初のテニス参加から早い時期に テニスゲームが楽しめます。
スポンジボールを使用するテニスの特徴が生み出す新時代のテニス環境です。

ゲームは家族同士で対戦したり 親子ペアの対戦ゲームを楽しむケースもあります。
大人がゲームするときは 子供達は審判役を担当します。 ふたりの子供達が審判長と副審判長の位置につくときは コーチは審判見習いです。
審判長たちの補佐役になりますので 主役の子供達が ゲームする大人達とコーチは主役の指示に従います。

テニス参加の機会を通じて 子供達がいろいろな経験が出来るのも このテニス講習の魅力のひとつです。

この講習は 3名以内のチーム参加が出来ますので 両親が参加することも 母親と祖母が参加したり 親の家族が参加することもあります。
テニス経験が皆無で年齢の高い家族も ハンディキャップテニス規定の2バウンド後の打球が認められる規定で 楽しくゲームが出来ます。

こうした講習は テニス経験があれば誰でも企画することが可能です。 国内各地域に 多くの人達が楽しめるテニス環境をつくることに このテニス講習企画を参考に増えることを スーパーテニス競技の設計者としても 期待しています。


top